JaM
前回までのあらすじ
偉大なNBAプレーヤー「アンファニー・ハーダウェイ」を父に持つ(という勝手な設定)ペニー・ハーダウェイJr.。 Amesヘッドコーチとも和解し、見事サマーリーグを制覇。NBAのキング「レブロン・ジェームズ」との密会ではNBA選手になるとはどういうことなのかを直接教授してもうハーダウェイJr.。
現役スター選手を含め今後を期待されているハーダウェイJr.はマジックでレギュラー獲得できるのか?!
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オーランド・マジック開幕戦
10月23日19時(水曜日)、フロリダ州オーランドにある「アムウェイ・センター」は熱気に満ち溢れています。
昨シーズン7年ぶりのプレイオフ出場を果たしたオーランド・マジックは、主要メンバーをそのままに17年のドラフト1位マーケル・フルツが加入し、イーストの中でも上位進出が期待できる注目チーム。
加えて今季のルーキー、ハーダウェイJr.が加入したことで層の薄かったポイントガードのポジションは厚みを増し地元ファンの注目も高まっています。
ド派手なプロジェクションマッピングがコート上を覆い、興奮が高まる中スターティングラインナップがコールされます。
DJ・オーガスティン
183cm、83kgとNBAでは小柄ながらも積極果敢なプレーが持ち味のスコアリングガード。11年のキャリアを誇るベテランポイントガードで、今季から加入しているフルツやハーダウェイJr.といった若手ポイントガードの良き理解者であり、教育係。
ジョナサン・アイザック
フルツと同じく17年のドラフトで全体6位でマジックに指名された将来を期待される才能の持ち主。
211cmの恵まれた体格と高い身体能力を活かしたディフェンスはチームのエースストッパーとして欠かせない存在で、3年目を迎える今季はオフェンス面での飛躍が期待される。
テレンス・ロス
マジックの重要なシックスマン…のハズが開幕戦はスタメン起用。得意の長距離砲でチームのオフェンスを牽引する他、過去にダンクコンテストで優勝した経験もある華のあるダンクでアリーナを盛り上げます。
アーロン・ゴードン
NBA随一のスラムダンカーで、近年ではシュートやプレーメイク、ディフェンスとオールラウンドに成長を見せる24歳。
年を追うごとにスリーポイント成功率も向上しており、マジックが上位を狙うにはゴードンが健康体で安定した活躍をする必要がある。
ニコラ・ヴチェビッチ
チームの要、ニコラ・ヴチェビッチ。ペイント内だけでのプレーに限らず、スリーポイントやパスで相手を翻弄する現代型のビックマン。昨シーズンはオールスターにも選出され、オフには4年1億ドルの大型契約を結んでいる。
スティーブ・クリフォードHC
ヘッドコーチを務めるスティーブ・クリフォードは就任1年目の昨季プレイオフ出場を果たし、新メンバー加えた今季さらなる飛躍を誓います。
ハーダウェイJr.はまずはクリフォードに認めてもらう必要があります。
ドラマチックな展開
対するはケビン・ラブ要するクリーブランド・キャバリアーズ。
完全に再建モードに突入している相手だけに負けられないところ。
試合は両者譲らずに激しい攻防が続き、最後はDJ・オーガスティンのブザービーターで劇的勝利し開幕戦を終えます。
昨シーズンのプレイオフ1回戦トロント・ラプターズ戦を彷彿とさせる素晴らしいパフォーマンスでした。
残念ながらハーダウェイJr.の出番はありませんでしたが、焦らずにじっくりとチャンスの時を待ちます。
2戦目で早くもアクシデントが…
続く2戦目はアトランタ・ホークスの本拠地、ステートファーム・アリーナへ乗り込みアウェイでの試合となります。
前回の試合で劇的なブザービーターを沈めたDJ・オーガスティンがなんと故障者リスト入りしたことで、この試合はマーケル・フルツが初先発。
移籍後初の出場となります。
オーガスティンの負傷は心苦しいですが、この試合ハーダウェイJr.にもチャンスが回ってくるかもしれません。
相手はスターポイントガードとしての地位を確立しつつある2年目のトレイ・ヤング。
精度の高い長距離砲とトリッキーなパスワークで試合を支配していくスコアリングガードで、昨シーズンはオールスター以降の22試合で24.7得点、4.7リバウンド、9.2アシストと新人離れした素晴らしいパフォーマンスを見せました。
タイプは違うかもしれませんが若き成功者のプレーをハーダウェイJr.は目に焼き付けておく必要があります。
ついに訪れたNBA公式戦デビュー
試合はマジックが25点もの大量リードをする一方的な試合展開に。
そんな第4クォーター残り9分11秒。
ついにその時を迎えます。
2戦目にしてハーダウェイJr.は初めてNBA公式戦のコートに立ちました。
試合の流れを変えようと積極果敢にドライブインを仕掛け、相手ディフェンスを崩しにかかります。
早々にエバン・ターナーからのファウルを誘い、フリースローを獲得。
このフリースローを落ち着いて沈め公式戦初得点を記録し、チームメイトのエバン・フォーニエからも祝福のタッチをもらいます。
その後は警戒するディフェンスを翻弄するかのようにアシストで落ち着いたゲームメイクをみせます。
途中観客を意識した派手なパスで魅せようとしますが、このバックビハインドパスはターンオーバーに繋がり若さを露呈するようなミスもいくつか観られました。
この試合ハーダウェイJr.は約10分間の出場で8得点、2リバウンド、3アシストと一方的な試合展開ではありましたが、デビュー戦でまずまずの結果を残すことが出来ました。
試合後の反響と新たな出会い
試合後SNSでは自分のプレーについての反響が確認できます。
マジックの勝利を喜ぶファンのコメントや、ハーダウェイJr.にもっと出場時間を与えるべきだというような嬉しいコメントも。そして中でも注目を集めていたのは「2K ティップオフ」と呼ばれる雑誌でハーダウェイJr.が表紙を飾った話題。
大学時代からメディアを騒がせていたハーダウェイJr.がNBA入りしたということもあり注目度は依然として高く、デビュー戦でも更にファンが増えていっています。
周りの期待に応えられるよう気を引き締め直すハーダウェイJr.なのでした。
代理人Zackとの別れ
試合を終えた次の日、代理人の事務所へ呼ばれるハーダウェイJr.。
そこに待っていたのはZackではなくLeviと言う名の別の代理人。
今後はLeviが身の回りのマネジメントを行ってくれるらしい。
彼の生活もかかっているわけですから選手として人として更に成長していかなければいけませんね。
さて、事務所を出るとさっそくLeviからメッセージが、
「言い忘れたことがある。NBAの試合で履ける新しい無料シューズを用意しといたよ。」
とのことで、シューズが買える「2Kシューズ」へ足を運び無料の中から好みのものを選ぶハーダウェイJr.。
特にブランドの契約を結んでいるわけではないのでナイキ、アディダス、アンダーアーマーなど好きなブランドのシューズを選べますが、将来的にはナイキとの契約をしたいので同社のシューズの中から1足選択しました。
「Nike Air PennyⅥ」
父親引退後にリリースされたこのシューズを履いてハーダウェイJr.は、父が成し遂げられなかった、そしてオーランド・マジック自体もまだ成し遂げたことのないNBA制覇を見据えてまずは目先のレギュラー獲得を目指します。
JaM
次回もお楽しみに!
NBA 2K20/PS4/PLJS36121/A 全年齢対象