【NBA2K20】MyGM#010 3年ぶりの11回目のプレイオフ出場に湧くメンフィス・グリズリーズ…。

どうも!JaMです!

今回もNBA2K20MyGMやっていきます!

前回までのあらすじ

ジャ・モラント、ジャレン・ジャクソンJr.を中心に再建真っ只中のメンフィス・グリズリーズ。そしてこの再建を任されたのが新米GMのトニー・ジャンパー。

ウェスタン・カンファレンスの熾烈なプレイオフ出場権をかけた戦いを制し、43勝39敗の7位で見事プレイオフ出場を果たしたメンフィス・グリズリーズ。ジャ・モラントは新人離れしたスタッツで新人王にも輝き、順風満帆といえるGM1年目を過ごしているトニー。GMとしては初めての、チームとしては3年ぶり11回目のプレイオフ出場で地元メンフィスではこのままの勢いで番狂わせを起こしてくれるのではという期待感に満ち溢れています。

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強力デュオを要するロケッツとのファーストラウンド1回戦

シーズン最終戦を終えて3日後、適度な休養とトレーニングでコンディション調整を行ったグリズリーズの面々はプレイオフファーストラウンドの敵地ヒューストンへと向かいます。

ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックという強力バックコートデュオを要する優勝候補の一角で今シーズンは58勝24敗のウェスタン・カンファレンス2位と好成績を納めています。

ヒューストン・ロケッツとのシーズン戦績は1勝4敗で負け越し。その1勝もウェストブルックが怪我で欠場していたため、フルメンバーのロケッツには未だ勝ったことがありません。

加えてロケッツのホーム「トヨタセンター」はチームカラーの赤一色でまさに超絶アウェイ

プレイオフ独特の緊張感が立ち込める中、ついに1回戦が幕を開けます。

バランチュナスとカペラのジャンプボールで試合開始です。

頼れるリーダーのファインプレイで流れを取り戻した前半戦

序盤からロケッツの猛攻に合うグリズリーズ。若く経験値の少ないこのチームはプレイオフ独特の雰囲気に飲まれてしまい本来の力が発揮できていません。

特にこの日のウェストブルックは気合十分で、果敢にリングへアタックしてきます。このスピーディでパワフルなドライブインに対処しきれないグリズリーズ。

一気に試合の流れが決まりかねないこの場面で、チームに落ち着きをもたらしたのは他でもない元ファイナルMVPのアンドレ・イグダーラ。試合中に誰よりも声を出し、ハッスルプレイで若手を引っ張ります。

イグダーラのリーダーシップにより徐々に落ち着きを取り戻し始めるグリズリーズの面々。ピック&ロールからの確度の高いシュートや、モラントのアイソレーション、ブルックスのスリーポイントなど普段どおりのプレーが見え始めました。

第2クォーター以降は完全にいつもの感覚を取り戻したグリズリーズは、ディフェンスでも粘り強く最後の最後まで食らいついていく姿勢が功を奏し、ロケッツのミスショットを誘発します。

特にハーデンや、ウェストブルックのドライブインに対してジャレン・ジャクソンJr.のブロックショットは効果的でディフェンス面でチームを盛り立てます。

互いが得意とするハイペースな試合展開で前半は62対54で8点のリードを許したものの、徐々に試合の流れが傾きつつあります。

この男が本気になるまでは…。

僅かな勝機も消え失せる圧倒的な攻撃力…

点差を一桁で終えたことで更に勢いづくグリズリーズでしたが、後半開始早々この男のエンジンがついに掛かりました

「The Beard」ことジェームス・ハーデン

後半開始早々に得意のステップバックからスリーポイントを4本連続で沈め、僅か数分の間にグリズリーズをどん底へと落とし込みます。

勢いに乗ったこの男を止める術がなく、インサイド、アウトサイド関係なく得点を与えてしまいます。

また、ウェストブルック、ハーデンのドライブインを警戒するあまりコーナーで待ち受けているタッカーやエリック・ゴードンに対して簡単にオープンシュートを放たれてしまいます。

終わってみればハーデン一人に41得点を奪われ137対116と大敗。

若いチームにとってプレイオフ初戦はなんとも苦い経験となりました。

互いに硬さの取れた第2戦

続く第2戦、引き続きロケッツのホームトヨタセンターでの試合となります。

前回の試合でロケッツにやりたいようにやられてしまったグリズリーズ。シャックを始めとするお馴染みのコメンテータ達も番狂わせは起こらないと予想しているようです。

コートサイドでは記者のデビットオルドリッジがロケッツ側の様子をお伝えしていますが、選手たちは1勝したことで気持ち的には非常に落ち着いておりリラックスしているようです。

一方グリズリーズベンチでも初戦の緊張は取れたようで和やかな雰囲気が感じられます。スターティングガードのモラントからは笑顔がこぼれています。

ハーデン封じを試みる

2戦目となるこの試合では試合開始からジェンキンスHCが仕掛けます。前回の試合ではハーデンに対してディロンブルックスがマッチアップしていましたが、今回はチーム1のディフェンス力を誇るイグダーラをハーデンにぶつけます

序盤こそハーデンの独特のリズムを捉えることができず、お得意ステップバックでスリーポイントを沈められてしまうものの、前半戦はスリーポイント1本の8点にハーデンを抑え込みます。

オフェンスではジャレン・ジャクソンJr.のポストアップを中心に確率の高いシュートで徐々に点差を広げていきます。

ジャレン・ジャクソンJr.はこの試合28得点、12リバウンド、3ブロックと大活躍。双璧をなすバランチュナスも19得点15リバウンド2ブロックとゴール下を完全に支配し、ハーデンを抑え込んだことでなんとか1勝をもぎ取ることができました。

地力の差が明らかになりファーストラウンド敗退

1勝1敗のタイに戻したグリズリーズでしたが、3戦目以降プレイオフの恐ろしさを体験します。

3戦目ともなるとロケッツ側もしっかりと研究してきており、思うように攻め込むことができません。そしてハーデン、ウェストブルックのスーパーデュオは止めるすべがなくやりたい放題やられてしいます。

全く良いところがなく、あっという間の3連敗でグリズリーズのプレイオフは幕を閉じたのでした。

チャンピオンはレイカーズ

グリズリーズを破ったロケッツは続くセカンドラウンドでウォリアーズと激突。4勝3敗でカンファレンスファイナルへと進みます。シーズン1位のレイカーズと2位ロケッツによる頂上決戦となりましたが、結果はロケッツがスウィープ負け。

勢いそのままにレイカーズはプレイオフファイナルでネッツと激突し、ここでもまさかのスウィープで優勝。

シーズン中も64勝18敗と圧倒的な強さを誇ったレイカーズは、プレイオフでも勢いそのままにNBAチャンピオンまでたどり着きました。

ファイナルMVPはレブロンジェームズ

22.7得点はレブロンにとってプレイオフ最低数値ですが、アシスト13.8は圧巻。

アンソニー・デイビスを始め、周りの選手をうまく活かすことで35歳にして尚キングとして君臨しています。

 

さて、長かった2019-20シーズンもひとまずここまで。

これからオフシーズンに入り、来季以降の準備を進めていかなければならないトニーGM。選手との契約延長や新人の獲得、トレードやFAなどやることは盛りだくさん。

 

来シーズンは更なる飛躍を期待したいところです。

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